【3分でわかる】広報のためのニュースレター 

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ニュースレターとは

メディアリレーションズを進める上で、プレスリリースと合わせてよく耳にする『ニュースレター』。メディアとの接点を作り、自社の情報について情報を拡散してく上で欠かせないツールの1つです。

プレスリリースとの違いや、広報活動にとってのメリットなどを解説する、なんとなくわかっているけど、何が違うんだっけを解消していきます。

目次

ニュースレターとは

ニュースレターは、ステークホルダーに対して自社の最新情報や、業界トレンド、知見の共有を共有するツールです。メディア向けだけでなく、既存・新規のお客様や取引先各社へのツールとして活用されています。

目的は現状から行動・態度変容への橋渡し。例えば、少し興味を持っている企業が具体的な話を聞いてみたくなる(商談)ような橋渡し、商談後上申に苦戦する企業へ受注してもらうための橋渡しなど、なってもらいたいな状態に進んでもらうための補助ツールの1つです。

メディア向けのニュースレターの場合、掲載に「◯◯領域でネタを探すときは□□さんに相談しよう」と思ってもらえるような記者の脳内シェアを獲得することを目的にすることが多いのではないでしょうか。ファクトブックでまとめた内容を切り分けて活用したり、業界の最新動向の要約などをすることでハードル低くスタートすることが可能です。

前述のように、ニュースレターの内容は転用することができます。自部門だけで活用するのではなく、全社で連動するとより効率的に良い情報発信ができます。

プレスリリースとの違い

プレスリリースとニュースリリースの違いは、配信する内容です。プレスリリースの場合は企業として”開示すべき情報”(新商品や企業活動)、これに対してニュースレターはステークホルダーにとって”有益な情報”を共有します。

”有益な情報”は必ずしも新規性が必要なわけではありませんので、新たなニュースが作りにくいBtoB企業でも定期的に配信することが可能です。

PR・広報担当者がニュースレターを活用する理由

PR・広報担当者にとって、ニュースレターの活用には「接点作り」「フィードバック」「ポジショニング」の3つのメリットがあります。

接点作り

月次や隔月など配信のタイミングを事前に決めておくことで、よりスムーズにメディアとの定期的な接点を持つことができます。

前述のように、ニュースレターはステークホルダーにとって”有益な情報”の共有をおこなうツールです。”有益な情報”は必ずしも新規性が必要なわけではありませんので、新たなニュースが作りにくいBtoB企業でも定期的に配信することが可能です。

業界の動向やトレンドは一定の期間で変わっていきます。記者としても全ての情報を収集することは難しいため、自社の情報だけでなく、1つ抽象度をあげた業界についての情報や横並びの企業の最新動向などをまとめて定期的に持ってきてくれることは有益のようです。

フィードバック

もう1つのメリットはメディアヒアリングの機会を得ること、自社の情報を拡散する上でのフィードバックをもらえることです。

定期的に情報発信していくことで、お付き合いのあるメディアや新規のメディアとの折衝機会が増加します。プレスリリースをそのまま取り上げてもらう記事(ストレートニュース)ではなく、業界や社会のトレンドと自社の情報をどう紐づけることで露出につなげることができるのかフィードバックをもらうことが可能です。記者は自社でも顧客でもない第3者の視点でアドバイスをくれるので、自社にとって新たな視点を得る機会にもなります。

ポジションニング

メディア内でのポジショニングを確立することが、定点発信で獲得できる3つ目のメリットです。

表面上だけでは同じように見えるサービスや商品が乱立している中で、自社についての情報を配信してもらうことは簡単ではありません。自身でメディアにアプローチを進める活動だけでなく、他社ではなく自社にメディアから取材の依頼が入る仕組みを構築する必要があります。

メディアにとって”有益な情報”を定期発信することで、「◯◯領域でネタを探すときは□□さんに相談しよう」と思ってもらえるような記者の脳内シェアを獲得する機会を創出していきます。

ニュースレターの書き方

プレスリリースのようにお作法があるわけではないので、比較的自由に作成することが可能です。タイトル、サマリー(目次)、項目ごとの概要、自社概要が含まれていれば問題ないでしょう。

ニュースレターを書く際はまず目的を設定した上でどのレイヤーの情報を盛り込んでいくのかを検討する必要があります。例えば「接点作り」「フィードバック」を目的にするのであれば、2014年9月号広報会議で紹介されている東京ドームのニュースレターのように自社の情報を軸に構成するのも良いでしょう。「ポジショニング」を目的にするのであれば、自社の方法のほかに、業界の動向やトレンドを取り扱って見ても良いかもしれません。タイプは異なりますが、SUUMOリサーチなどのように定点で調査を行っていくこともポジショニングを目的とする上で効果的です。

ニュースレターとは

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