社員を主役にしたカルチャー発信を行うためのクラウドサービス「talentbook」を運営する株式会社PR Table(住所:東京都千代田区、代表取締役:大堀海 以下、当社)が、従業員99名以下から10,000人以上の企業の広報・人事担当者1,400名を対象に実施した「企業カルチャー」に関する意識・実態調査レポート実施。その結果を後悔しました。
COVID-19や加速するDX。経営を取り巻く環境の変化は時代を追うごとに拡大、企業とあらゆるステークホルダーの関係性の在り方が多様化し、多くの企業が環境変化への柔軟な適応を求めらている今、当社は“企業カルチャー”の重要性がより問われる時代になっています。
そうした背景を踏まえ、本調査では、企業カルチャー醸成や社内外への発信における広報・人事担当者の意識や課題に感じていることの実態と、今後の取り組みに関する意識について調査しています。
【調査結果トピックス】
- 企業カルチャーと相関性が高いテーマ1位は「従業員の働きがい向上」、2位「働き方改革の推進」
- 課題に感じていること1位は「働き方改革の推進ができていないこと」、また今後取り組むべきだと感じていること1位は「従業員の働きがい向上」
- 企業カルチャー醸成については、「取り組んでいて、順調」は全体の約1割
- 企業カルチャー醸成のために取り組んでいる施策の1位は「社内への企業カルチャー、情報の発信」
- 「企業カルチャー醸成が思うように進んでいない」理由の1位は「社内の情報に対して従業員が自分ごと化できていない(必要としていない)ように感じるから」
【調査概要】
調査テーマ:企業カルチャーに関する調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年5月21日(金)~5月25日(火)
有効回答数:1,400名
実施機関:MMDLabo株式会社
①企業カルチャーとの相関性
「働きがいの向上」(65.9%)、「働き方改革の推進(61.2%)」、「生産性向上(54%)」が上位となり、従業員の働き方・働きがい・生産性向上が企業カルチャーに大きく関係していると感じている実態が明らかに。
企業カルチャーとの相関性(SA)
②課題に感じていること / 今後取り組むべきだと感じていること
会社で課題に感じていること、1位「働き方改革の推進ができていないこと」(31.9%)、2位「採用の質が高くないこと(欲しい人材の引きつけができていないこと)」(31.8%)でした。一方で今後取り組むべきと感じていることは、1位「従業員の働きがい向上」(42.0%)、2位「働き方改革の推進」。この結果と企業カルチャーとの相関性の結果を踏まえると、広報・人事広報担当者の課題と企業カルチャーは密接に関わっていると捉えることができそうです。
課題に感じていること(MA)
今後取り組むべきだと感じていること(MA)
③企業カルチャー醸成の取り組み状況
「取り組んでいて、順調」(9.4%)、「取り組んではいるが、思うように進んでいない」(26.3%)「取り組みの必要性は感じるが、できていない」(44.9%)「必要性を感じないし、取り組んでいない」(18.4%)。
順調と回答した企業は全体の約1割と、まだまだ企業カルチャー醸成の障壁が存在しそうです。
企業カルチャー醸成の取り組み状況(SA)
④企業カルチャー醸成のために取り組んでいること
半数以上が「社内への企業カルチャー、情報の発信」(57.6%)次いで、「研修・教育プログラムの企画・実施」(48.1%)と回答。
企業カルチャー醸成のために取り組んでいること(MA)
⑤企業カルチャー醸成が進まない理由
「社内の情報に対して従業員が自分ごと化できていない(必要としていない)ように感じるから」(26.1%)が1位。企業カルチャー醸成における“社員巻き込み”に苦戦してる企業が比較的多そうです。